1. HOME
  2. ブログ
  3. クラシックバレエ「パ・ド・ドゥ」とは

クラシックバレエ「パ・ド・ドゥ」とは

『パドドゥ』とはフランス語で、通常バレエにおいて、男性・女性が2人でカップルで踊ることを意味します。ただし、同性2人で踊るものは『デュエット』とされ、『パドドゥ』とは区別されています。また、グランが付いた『グラン・パドドゥ』では、ほとんどの場合、主役級の男女が決まった形式で踊り、次のように進行することが決められています。
≪1,アントレ≫2人の入場、登場のシーンです。(曲がないこともあります。)
≪2,アダージョ≫ゆっくりなテンポの曲にのせて、アラベスク(片足を軸に、もう片方の足を高く上げるポーズです。)や、ピルエット(片足を軸に回転します。)、高度なリフト(男性が女性を持ち上げます。)などによって、男性が女性の美しさを引き出し、サポートする踊りです。
≪3,ヴァリアシオン≫高い跳躍や力強くダイナミックな動きが特徴の男性ソロです。
≪4,ヴァリアシオン≫柔らかさや美しさを表現する女性ソロです。
≪5,コーダ≫アダージョとは一転して、速いテンポに乗せ高度なテクニックを披露する、終結部の男女の踊り。女性が32回転のフェッテ(片足を軸にし、もう片方の足を蹴りながらコマのように連続回転する。)では観客を沸かせ、男女そろって華やかに終結します。
物語を持つバレエ作品の見せ場で踊られることが多いですが、ガラ公演やフェスティバルでは、有名な演目作品の『グラン・パドドゥ』だけを取り上げて踊られることも少なくありません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事